2021年10月21日

【Apple Watch】Series3・42mm ガラス割れ・タッチ不具合修理(東京都葛飾区から郵送修理)

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今回はシリーズ3・42ミリです。

ガラス割れの修理として郵送されてきたものですが、
検品してみると画面左側にタッチの反応がありません。

シリーズ3や2などは、ガラス割れと同時に
タッチの不具合も起こしていることがほとんどです。

ちなみにシリーズ4以降はガラス割れのみで
タッチ不具合を併発していることはごくわずかです。

これは構造的な問題でそうなっているものと思われます。

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画面を本体から開きます。

タッチはすでにおかしくなっていますので
ここでは画面表示に問題が出ていないかのみをチェックします。

OKでしたら電源を落とし、
ケーブルを抜いて完全に画面を本体から外します。

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ヒーターの上に置き、極細ワイヤーで割れたガラスを除去します。

このとき、タッチセンサーが割れたガラスの裏に
皮膜のような状態でくっついているので
タッチセンサーごと剥がしていく必要があります。

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ガラスを除去した状態でいったん本体と接続し、
画面表示が無事かどうかチェックします。
(写真右側のウォッチ)

この状態は、先ほどタッチセンサーごと除去したので
指で触れても画面の反応はありません。

ちなみに左側に一緒に写っているのは
このとき同時に修理していたシリーズ5・40ミリ2台です。

このシリーズ5たちは両方ともタッチは無事でセンサーごと剥がしていません。

割れたガラスのみ除去したものですが、
この状態でも指で触れるとちゃんと反応しています。

最近はApple Watchの修理のご依頼がどんどん増えているので
工程ごとに同時にこなすことが多くなってきています。

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タッチセンサー付きの新しいガラスを用意します。

あとの基本的な画面との貼り合わせ方は
ガラス単体でのやり方と同じです。

ただ、ここでも特殊なコツが複数あります。

実はすべての工程でここでは書ききれない
重要なコツがいちいち必ずあるので
まったく本当に、Apple Watch修理は大変です。。。。(笑)

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新しいガラスを貼り合わせた直後のパネル裏の写真です。

黒い保護シートのような部分まで残し、
出来るだけ元の状態に近い形に復元しています。

取り除いたほうがよいと判断すれば躊躇なく取り除きますが
なるべく元の状態に近づけたいというのは修理屋としての理想です。

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本体に接続し、画面の映りににじみなどないか、
タッチの感度に不具合などがないかなどを確認しています。

シリーズ4以降と比べてガラス割れと同時にタッチの不具合が多い分、
いくぶんクセが強いように思われる修理ですが
このような形で問題なく当店で修理が可能となっております。

Apple Watch:画面割れ修理【格安・全国郵送可】 :説明ページへ

2021年10月20日

【Apple Watch】Series6・40mm ガラス割れ修理(埼玉県川口市から郵送修理)

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Series6・40mm ガラス割れの修理です。

本来はお客様に修理前の準備として
万一のことを想定してペアリングの解除をお願いしています。

修理が無事に済みさえすれば
ペアリング解除していなくてもまったく問題ありません。

ただ、例えばもし修理中に液晶が破損してしまった場合、
当店で別の新しい画面を用意してそれを使用することになります。

するとApple Payの登録やペアリングがそのままの状態で画面を交換すると
Apple Payの決済がうまくいかなかったり
追加登録できなくなる恐れが出てくるようです。

そうした理由で万が一のために
皆様に準備としてお願いしていることなのですが
今回は解除無しの状態で郵送されてきてしまいました。

そういうこともあります。。

なので、このような状態でも修理できないことはないのですが
解除したことによって起こる何らかの不具合については
ご容赦いただくことにさせていただいております。

詳しくは免責事項をご確認ください。

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さてさて、いきなり前置きが長くなってしまいましたが

今回は特別にペアリングの解除無しで修理を進めていきます。

亀裂の入り具合、
タッチ感度の具合、
また表示ににじみなど問題がないかどうか確認します。

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開きました。
これまでのSeriesの縦開きと異なり、
Series6からは横開きとなっているので注意が必要です。

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開いた状態で画面表示に問題がないか、
タッチに問題がないか確認して
大丈夫だったら第一段階の開くところは成功です!

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本体からケーブルを外し、完全に分離させます。

ここから先のガラスの除去・貼り替え作業は
既存のSeriesと変わりありません。

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破損したガラスのみを剥がしました。

ここの工程が最も難しく、非常に重要なコツや技術を要します。
大げさでなく、コンマ何ミリのミスが即命取りとなります。

実は、YouTubeなどを見ていると
この部分のやり方の動画がたくさん出てきます。

しかしそこに出ているやり方をそのまま真似しようとしても
大体うまくいかない場合が多いです。

本当にそのやり方でうまく行ってるの?
それ、成功率どれくらい?

と聞きたくなるような動画が多いように感じられます。

ではなぜ当店では可能なのか?
という理由ですが、

独自の工夫を複数開発し使用することで
失敗率を数%以内に抑え込むことに成功できているからです。

いろんな動画がUPされていますが
ひょっとすると、肝心な部分はみなさん映していないだけなのかも知れません。
というかその可能性が高い気がします。邪推ですが。。

そしてそれらの動画を鵜呑みにして作業するとかなりの確率で失敗すると思います・・・

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取り切れなくて残ったガラス片と
接着のべたべたをキレイにしていきます。

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いわゆる剥きたてゆで卵肌状態です。
かなりキレイになったと思いきや、2箇所ほど注意点がありました。

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この赤丸の部分。。

これはガラス除去時の失敗ではなく、
ガラスの割れ目の下にすでについてしまっていたキズが
破片を除去して出てきたものです。

元々の状態と見比べてみましょう。

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赤丸の部分、放射状に広がった亀裂の中心部と
広がった亀裂の先の部分のガラス破片の下に
それぞれキズが潜んでいました。

こうした亀裂が集中している箇所にはよくあることです。

しかし本サービスはあくまで割れたガラスの貼り替えです。

液晶画面(本当は有機ELですが便宜上液晶と呼んでいます)に
ついてしまったキズを除去するものではありません。

ただ!

このくらいの程度のキズであれば
ガラスを貼り替えてみるとかなり目立たなくなるものです。

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新しいガラスを貼り替えた直後。
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そしていよいよ本体と接続し、実際に画面を起動させてみました。

こうしてみると先程のキズがほとんどわかりません。
また、使用はまったく問題なくできます。

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どうでしょうか?
こうして見てみると光の当て方で
見えたり見えなかったりします。

覗き込むようにして見ないと見えませんし
遠目からほとんど判別できません。

ガラスの貼り替えのみの修理とはいえ、
このくらいのレベルにまで直すことは可能ということです。

どうしても新品のようでなければイヤだ!!
というこだわりをお持ちの方には向いていないかも知れませんが、

実用するのに問題なく、
パッと見はほとんどわからないくらいに修理したい。

そして正規の修理価格は高すぎる。笑
という方にはオススメです!


さて今回のシリーズ6の場合の修理費用です。(2021年10月現在)

・36,980円(Apple正規修理費) ー 24,800円(当店修理費) = 12,180円(価格差)
(注:2021年10月25日に24,800円 → 21,800円に価格改定しました)

今回は、郵送で当店に到着した翌日の夕方くらいまでに
9割くらい作業は終わっていたのですが
その日の配送業者様の集荷の時間にギリギリ間に合わずその翌日の発送となりました。
つまり到着してから2日後の発送となりました。

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